2026/03/02 10:19




朝、ごはんをよそって、「たくさん食べてね」と置く。

けれど、食べない。

ボウルをひっくり返して、それで遊んでしまう。

床に散らばったフードを、昼過ぎまでかけて少しずつつまむ。

そんな時期がありました。


最初は、気分かなと思いました。

けれど、あれは体からのサインだったのかもしれません。


犬は、ときどき食べない日をつくります。内臓を休めるような、自然な調整。

それは問題ではありません。


けれど、慢性的に食べない。体が痩せていく。必要な栄養が十分に取れていない。

それは別の話です。


私たちは、「どうやって食べさせるか」ではなく、「なぜ食べたくないのか」を考えるようになりました。


硬すぎるのかもしれない。

香りが立っていないのかもしれない。

いつも同じ味で、単調になっているのかもしれない。

体質に合わない素材が続いているのかもしれない。

体調が微妙に揺れているのかもしれない。


理由は、ひとつではありません。


食欲は、ただのわがままではなく、体からのサインでもある。


だから私たちは、選択肢を用意しています。


余計なものは入れないこと。

素材をできるだけシンプルにすること。


その上で、体質やその日の状態に合わせて選べるよう、いくつかの素材と調理法を揃えること。


何を食べさせているのかが、きちんと分かるごはんであること。


それが、食べムラに向き合う私たちなりの答えです。


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