2026/02/26 12:02
魚は、水の中で育ちます。
だから私たちは、
魚そのものよりも、
その水を見るようにしています。
富士の介。
ワイン鱒。
岩魚。
いずれも、
八ヶ岳の麓の養殖環境で育っています。
澄んだ水が絶えず流れ、
止まらない環境の中で育つ魚。
水が動いているということは、
魚の体もまた、
静かに整えられているということだと思っています。
そして鰻。
富士山の湧水で育つ環境。
地下深くから湧き出る水は、
一年を通して安定した温度を保ちます。
強く主張するわけではないけれど、
水の質は、
脂の質や身の締まりに
確かに影響します。
魚は、
とても繊細な素材です。
脂は酸化しやすく、
扱いを誤れば
すぐに変化してしまう。
だからこそ、
どこで育ったのか、
どんな水の中にいたのかを
知っておきたい。

私たちは、
魚を“種類”で選ぶのではなく、
“環境”で選びます。
水の流れごと、
受け取るということ。
次は、
野菜について。
