2026/02/25 15:01

火は、
いちばんわかりやすい変化です。
けれど、
いちばん誤解されやすいものでもあります。
強く焼く。
高温で一気に仕上げる。
それも火の使い方。
けれど私たちは、
火を「強さ」としてではなく、
「変化」として捉えています。
タンパク質は、
熱によって形が変わります。
硬くなることもあれば、
やわらかくほどけることもある。
その違いをつくるのは、
温度と時間です。
高温で一気に固めるのか。
低温でゆっくり整えるのか。
圧力で内部まで火を通すのか。
同じ素材でも、
火の入れ方で
体への届き方は変わります。
私たちは、
焦がす火ではなく、
整える火を選びます。
旨味を閉じ込めるためではなく、
消化の負担を減らすため。
栄養を守るためではなく、
体が受け取りやすい形に整えるため。
火は敵ではありません。
使い方次第で、
やさしくもなり、
強くもなる。
タンパク質があり、
水があり、
そこに火が加わる。
はじめて、
ごはんになる。
派手ではありません。
けれど、
私たちは火の温度を、
毎回確かめながらつくっています。
それが、
私たちの調理です。
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