2026/10/19 18:08

秋になると、魚屋さんでつい探してしまうものがあります。
鮭の白子です。
鮭といえば、切り身やイクラが主役。
白子は、あまり馴染みがないかもしれません。
でも、私たちにとっては、秋になると楽しみにしている食材の一つです。
白子は、オスの鮭が持つ精巣。
乳白色で、やわらかく、水分をたっぷり含んでいます。
魚の身とは、見た目も質感もまったく違います。
栄養面でも、少し面白い特徴があります。
たんぱく質に加えて、DNAやRNAなどの核酸を含んでいること。
鮭の白子は、DNAを抽出する原料としても利用されています。
核酸は、私たちや犬たちの身体を構成する細胞にも存在する物質です。
もちろん、食べることで特別な健康効果が約束されるものではありません。
でも、同じ鮭でも、身と白子では含まれる成分が違う。
食材というのは、知れば知るほど面白いものです。
そんな白子を、私たちはジャーキーにしています。
丁寧に下処理して、食べやすい大きさに整え、じっくり乾燥させる。
水分が抜けていくにつれて、やわらかかった白子が、薄く軽いジャーキーに変わっていきます。
そして、なんとも香ばしい。
初めてつくったときは、この変化に驚きました。
実は、J’s Kitchenを始める前から、鮭の白子ジャーキーはつくっていました。
当時は商品ではなく、お友達の犬たちへのおやつ。
気に入ってくれる子が多く、「またつくって」と言ってもらえることもありました。
だから、J’s Kitchenでも商品にしたかったのです。
ところが今年は、秋鮭の不漁で白子がなかなか手に入りません。
魚屋さんを覗いても、いつもあるわけではない。
あちこち探して、ようやくたどり着いたのが、北海道・羅臼の会社でした。
そこから届いた鮭の白子を使って、今年もジャーキーをつくることができました。
保存料も着色料も香料も加えず、白子だけでつくる無添加のおやつです。
犬にとっては、少し珍しい食材かもしれません。
もちろん、好みはそれぞれ。
初めてなら少量から、魚にアレルギーがある場合は避けて、おやつとして楽しんでもらえたらと思います。
鹿肉も、魚も、野菜も。
普段からよく知っている素材でも、部位を変えたり、調理方法を変えたりすると、また違った表情を見せてくれます。
鮭の白子も、そんな食材の一つ。
今年も無事につくれました。
来年も同じように手に入るかは、まだ分かりません。
それでも、秋が近づけば、きっとまた楽しみになると思います。
来年はどんな鮭の白子に出会えるだろう。
そんなことを考えながら、季節を待つ。
秋の楽しみが、また一つ増えました。
季節限定の鮭白子ジャーキーは、J’s Kitchen from FUJIのオンラインショップでご紹介しています。
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