2026/06/09 11:27

なぜ私たちは「命を余すことなく使う」のか
J's Kitchenでは、食材を選ぶときに大切にしている考えがあります。
それは、
「命を余すことなく使うこと」
です。
鹿も、地どりも、魚も、野菜も。
私たちは単に原材料として見ているのではなく、一つひとつの命や、生産者さんの手間や想いも含めて受け取っていると考えています。
鹿も魚も、使うのは身だけではありません
一般的には肉として扱われる部分に注目が集まります。
もちろん赤身肉にも魅力があります。
でも私たちが目を向けているのは、それだけではありません。
鹿なら骨や骨髄。
地どりならもみじ。
魚なら頭やアラ。
そうした部位には、肉とはまた違った栄養や旨味が含まれています。
ゼラチン。
コラーゲン。
軟骨まわりの成分。
骨髄由来のコク。
それらは肉を切り分けるだけでは得られません。
時間をかけて煮出し、
丁寧に取り出し、
余計なものを加えずに届ける。
その工程が必要です。
正直に言えば、
手間も時間もかかります。
肉だけを使った方が簡単です。
でも私たちは、
簡単だからではなく、
その方が美味しいと思うから。
その方が身体にとって価値があると思うから。
手間をかけています。
野菜も同じ考え方です
野菜も見た目だけでは選びません。
私たちが大切にしているのは、
形が揃っていることよりも、
どのように育てられたか。
誰が育てたか。
安心して使えるか。
ということです。
多少形が不揃いでも、
農薬に頼り過ぎず丁寧に育てられた野菜には、その野菜本来の力があります。
私たちが使うビーツやヤーコン、きのこ類も、そうした考え方の延長線上にあります。
富士山麓の小さな工房から
私たちの工房は、精進湖のほとりにあります。
決して大きな工場ではありません。
大量生産もできません。
その代わり、一つひとつの素材と向き合いながら、丁寧に作ることを大切にしています。
時間はかかります。
効率も良くありません。
それでも、その方が私たちらしいと思っています。
私たちが届けたいもの
私たちが作りたいのは、
ただお腹を満たすごはんではありません。
美味しいこと。
身体にやさしいこと。
毎日の食事が少し楽しみになること。
そのために、
肉だけではなく、
骨も、
皮も、
軟骨も、
骨髄も、
素材が持つ力をできるだけ活かしたいと思っています。
命を余すことなく使うのは、
もったいないからではなく、
そこに価値があるから。
だから私たちは、
時間をかけて骨を煮出し、
一つひとつ手でほぐし、
骨から肉を外し、
食べられる部分を丁寧に選り分けています。
効率の良い方法ではありません。
それでも、
目の前の素材と向き合いながら、
富士山麓の静かな工房で、
今日もコツコツと手を動かしています。
その先に、
犬たちに届けたい美味しさと、
私たちが信じる食事の形があるからです。
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